2018年1月23日火曜日

政府は2018年度にも、暮らしにかかわる行政や関連サービスの申請手続きをスマートフォン(スマホ)でもできるようにする。例えば転居の場合、利用者はいったん自治体の窓口で転入届を提出し、スマホで本人認証すれば、民間のアプリを通じて電気やガス事業者への住所変更も一度にできる。利用者が希望した場合のみ、企業にマイナンバーでの個人認証を認める仕組みだ。





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2018年1月14日日曜日

 昨夏、秋田県内を襲った記録的大雨で被災し休業していた老舗温泉旅館「岩倉温泉」(同県大仙市南外)が1月7日、約半年ぶりに営業を再開した。名湯の復活を待ち望んだ地元住民や温泉ファンらが次々と訪れ、“極楽の湯”を楽しんでいる。 

 岩倉温泉は山奥にある秘湯で、創業は370年以上前。湯質は弱アルカリ性で神経痛や筋肉痛、さらには保温効果が高いとされる。「100%源泉掛け流し」も人気で、全国各地から温泉好きが足を運んでいた。
 大水が旅館を襲ったのは、2017年7月22日午後7時半ごろ。目の前を流れる雄物川水系の湯元川が氾濫し、建物の至る所から泥水が流入。たちまち床上70センチほどまで水位が上がり、畳がめくれたり厚めのガラスが割れたりした。湯船にも泥が大量に入り込み、茶色く濁ってしまった。
 当時館内にいた10代目社長の佐々木康了(こうりょう)さん(58)は「(同7月上旬の)九州北部豪雨は知っていたが、人ごとだと思っていた。まさか秋田が被害に遭うとは。怖かった」と振り返る。
 すぐに復旧作業を開始。だが既に入っていた宿泊の予約をキャンセルし、さらに「『大曲の花火』に合わせて宿泊したい」といった問い合わせも断らざるを得なかった。佐々木さんの気持ちは沈み、「一刻も早く再開したかったのですが、『本当にできるのか……』と途方に暮れていました」。
 復興の原動力は、支援してくれた人たちの存在だった。遠方に住む常連客から「体に気を付けて」「また泊まりに行くから頑張って」などと励ましの電話が相次いだ。
 ボランティアにも背中を押された。岩手県北上市のNPO法人「パワーアップ支援室」は同10月まで計30回通い、床下の泥かきや石灰での消毒作業を手伝った。同法人の本舘淳代表理事は「『同じ東北人だから』という気持ちが大きかった。伝統ある旅館の復興のための一助になれればと思った」と語った。
 客室などの畳を張り替え、復旧工事は同12月に終了。幸いなことに、温泉の水質には全く影響がなく、営業再開にこぎつけた。再開初日の7日には、30人以上の日帰り入浴客が来館した。
 工事にかかった費用は総額約3000万円という。保険や、行政からの見舞金などのバックアップはあったが、全国の常連客たちから送られた寄付は約70万円にも達した。佐々木さんは金額のみならず、その真心に胸が熱くなったという。「支援してくれる人がいなかったら立ち上がれなかった。恩返しの気持ちを込め、より一層のおもてなしをしたい」とほほ笑んだ。
 入浴料は日帰り400円(宿泊者は無料)で、午前10時~午後6時。問い合わせは同館。







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